iPhoneとapple Watchのゲームブック「Lifeline...」

めくるめくゲームブックの世界へようこそ!

 「Lifeline...」というゲームブックアプリをご存じでしょうか? これはiPhoneやapple watchなどでプレイできるゲームなのですが、実によく出来たゲームとなっていますので、今回はこの「Lifeline...」というゲームで、自分自身がいいなと思ったポイント、また興奮したポイント、そしてそれがどんなゲームブックアプリなのかについて詳しく紹介していきたいと思います。

Lifeline...はこんなゲーム

 「Lifeline...」の最も特徴的な部分はリアルタイムで物語が進行していくというところです。ゲーム自体は選択型のよくあるアドベンチャーゲームなのですが、その設定とUIの妙によって高評価を得ているゲームになっています。

 選択型アドベンチャーゲームですので、選択肢を選んでいくことになるのですが、これはよくあるアドベンチャーゲームのように二人称の視点でかかれたものではありません。これは宇宙船の事故によって謎の惑星に取り残されたタイラーを、無線通信機器で指示を出すことによって脱出へと導くという、ゲームブックなのです。つまり、無線で指示を出す=選択肢という事になるのです。これが非常に良く出来ていてインターステラーやゼログラビティーなどの映画が好きだった人にとってはすっぽりはまるゲームになっているかと思います。無線機での発言次第では、タイラーの命が危ない、そんな深刻な状況が、あたかも本当に無線で通信が飛んできているように表現されるので、否が応でも想像力を働かせざるを得ず、また、それがiPhoneやApple Watchに最適化されるように様々な工夫がされているというところもこのゲームの見所だと言えるでしょう。

ゲームシステム

 ゲームシステムと言われるほどのゲームシステムが無い上に、ビジュアルも無骨な無線機っぽいUIの上に通信メッセージと、選択肢が表示されるのみで、徹底的にビジュアルを廃していますが、つまるところ、タイラーからのメッセージが状況把握の全てとなるわけです。彼なりに様々な事を考えた上で、あなたにどちらがいいかを尋ねてくるわけです。場合によってはタイラーから提案されずとも、様々な提案をすることがありますが、基本的に二択を迫られるゲームであり、そのうちの一つを洗濯することによって物語が進んでいきます。場合によりタイラーの提案なしにあなたが返答する場合もありますが、いずれにせよプレーヤーは二択のうち一つを選択することで物語を進めます。

 いきなりバッドエンドに突入する事は中々ありませんが、選択肢によっては致命的な問題が引き起こる場合もあります。特に放射線に関することを聞かれたり、また様々な専門的な事を聞かれた場合は、検索して答える必要があるほどです。

また、ほぼ同等の選択肢が並ぶ場合や、とある選択肢を選んでも、結局はもうひとつの選択肢を選ばざるをえないという状況もあります。

 基本的にメモをする必要や、TRPGや謎解きといった要素はありませんが、非常に物語や世界観が完成されていて、思わず本当に宇宙から通信が来ているように感じてしまう事がこの作品の魅力だと言えるでしょう。

作品の特徴

 先程も少しだけ説明しましたが、基本的にタイラーはリアルタイムに見えるような行動をしていきます。たとえば長時間歩くとなるとしばらく連絡が途絶えたり、また必要となれば睡眠や食事もとります。通常の人間であれば、そのようなときに時間がとられるのは当然と言えば当然ではあるのですが、このゲームではタイラーが実際にその行動を行っている場合は、取り込み中と表示されます。また、こちらから連絡は出来ない状況となり、彼からの連絡を待つという事になります。また、意外と致命的な質問をしてくるときもあります。たとえば船長であるアヤが、脇腹に支柱が突き刺さるとう重症を負ってしまっていた時に、「引き抜くべきか? それともやめといた方が良いのか?」とタイラーは尋ねてきます。これは一歩誤ると出血多量で死にかねない問題です。しかし、彼女が死んだことによって別の展開が開ける可能性もあります。

 さらに、タイラーは「放射線の出ているリアクターのそばで寝ても大丈夫かな?」と尋ねてきたりします。具体的に言うと「一晩で150ラドの放射線を浴びても大丈夫か」と尋ねてきます。危ないか危なくないか判断して、決断を下さなくてはいけません。ちなみに、もう一つの選択肢は寒いけれど外で寝るという物です。

 この用に適切な回答を知っていればいい物の知らないと死に直結してしまうようなものも結構あったりしますが、基本的な内容としてはパニックホラー的な雰囲気があるシーンもあるので、純粋に物語として楽しむ事も出来るかと思います。